紙飛行機が届けた詩




「そうそう、今日おれの妹来るんだよ。

公園で知り合ったここの学生の"城谷"っていう人に案内してもらうんだとさ。



よろしくな、城谷帝君」




飛鳥は、右手をひらひらさせながら、行ってしまった。



おれはその後ろ姿をただ見ているだけだった。











世界って狭いな。



おれはもう一度空を見上げた。


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