LASTLOVE
「政樹〜!!」

「夢?」

森から政樹の声がした。
半泣きで振り向くと政樹が一人で座っていた。

「まさきぃ…」

「どしたんだよ?」

駆け寄り、抱きしめてくれる政樹。

(やっぱり政樹以外考えらんないよ!!大好き!!)
「美月は?」

「ああ、一瞬でおしまい。話すことねぇし。」

政樹は笑った。

「だよね!あたしも!」

「なんで、そんな急いでたん?」

「わかんないけど、春が怖かった。奈緒と別れたらしくてさ…。」

「へぇ…夢を狙ってたわけか。まぁ、奈緒もなんか企んでるっぽいけどな。」
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