【短】暴君のお気に入り【BL】
気
「というわけで、この思いを
余すところなく慎太郎にも
伝えたいのだが、
どうすれば良いかな?」
「知らん。俺に聞くな」
ある日、どうしようもなく
もどかしくなった俺は、
直接慎太郎に聞いてみた。
みんなはこんな時はどうやって
思いを伝えるんだ?
父さんや母さんはどうしてたかな。
俺は寮生活のためたまにしか
会えない父さんや母さんのことを
一生懸命思い出してみた。
………あ、そうだ。
.