好き?キライ?…どっち?
日向さんと女性に頭を下げて、カウンターへ一目散に向かう


ふぇ…


涙が溢れてくる


「どうしたの?頭痛い?」


神谷さんが私の頭を優しく撫でた


頭じゃなく胸が痛いよ〜


「…ック…日向さん…結婚式の…話…してた…」


「そっか…」


この時の私は何も考えられず、マスターに頼んで奥の部屋で少し休ませてもらうことにした


部屋の壁に背中を当て、膝を抱えていた私


ココから消えちゃいたい


そう思っていた時、神谷さんがホットミルクを持ってきてくれた


「すみません…」


「2人が帰るまでココにいる?それとも落ち着いたら出て来る?」





< 116 / 509 >

この作品をシェア

pagetop