好き?キライ?…どっち?
日向さんはレジの店員さんに、少し会釈をして席に戻る


私も日向さんの後ろから、少し頭を下げながら歩いて行った


「何か食べる?」


「日向さんは?」


「俺は〜もう食べた」


「じゃ、私、飲み物でいいです」


私1人で食べるなんて出来ないよ


「フッ…ウソ!食べてないよ。本当はお腹空き過ぎて倒れそう」


「ホントですか?」


私はお腹に手を置く日向さんを怪しい目つきで見た


「姫、その目、疑ってるね?じゃあ〜サイコロステーキのディナーセットでも頼もうかな〜そしたら信じてくれる?」





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