好き?キライ?…どっち?
10分が過ぎ、20分が過ぎていく


プァン


クラクションが鳴った


運転席の窓が開き、男性が顔を出す


「ごめん!待った?」


「遅い!」


私の近くにいた女性が少し怒った素振りをしながら車に乗り込む


遅くても来たんならいいじゃん


私なんて…もう30分も待ってるよ


何かあったのかな?


電話、かからないけど、かけてみようか…


私はバックから携帯を取り出し、日向さんの電話番号を表示させた





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