好き?キライ?…どっち?
「え?ちょっと!結衣?」


結衣は私の手を引いて、カフェを飛び出した


「その王子様の特徴は?」


まるで探偵気取りの結衣


「特徴?ん〜っと…背は高くて、髪型はふわふわパーマで〜茶色いの〜」


私は思い出して赤くなる頬を両手で押さえた


「とりあえず〜その辺歩きながら探してみよっか」


私達は昨日のファミレスの周りをプラプラすることにした


「ね〜結衣〜仕事してるかもしれないし、デート中かも…今日はもう…」


「そうだね〜暗くなったら探せないから急がなきゃね」


結衣は暗くなりそうなのに、キョロキョロする


「もういいってば!縁があったらまた会えるだろうし」





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