好き?キライ?…どっち?
「アンタの為でしょ?」


「わかったよ…もういいだろ!サッサと帰れよ!」


「ちょっと!昴!?」


声がだんだん遠くなる


日向さん、女性をムリに帰したのかな?


私はまたベッドに横になった


イタリアの仕事、入ってんだ…


私はベッドの中に入って布団に潜った


女遊びも程々に…か…


話、聞いてたなんて思われたくないし、寝たフリ…しとこ…


カタン…


隣の部屋で音がする


ガラステーブルに何かを置いたような音


日向さん、いるのかな?


潜ったままの私はドアに背中を向けていた





< 265 / 509 >

この作品をシェア

pagetop