好き？キライ？…どっち？

｢王子様…って彼氏？｣


｢結衣！｣


私は再度アイコンタクトを試みた


用事あるからバイバイだよ？


結衣はニッコリ


今度こそわかってくれた？


｢そっ！ラブラブなの〜だから姫に近付いちゃダメだからね！｣


｢そ、そっか〜なんだ、彼氏いたのか…ヘェ〜｣


ナベちゃんはブツブツ呟きながら、私達に背中を向けて行ってしまった


｢ちょっと結衣！何言ってんの？｣


私は結衣の二の腕をつねった


｢痛い、痛い！だって、姫の目を見てたらそんな気がしたんだもん…｣