好き?キライ?…どっち?
昴が車のエンジンをかけて、少しずつ車が動き出した


すぐさま文句を言ってみる


「昴のバカ!」


「すみれが女子大って言わなかったのが悪い!」


「な…それは…でも何で車から降りてんの?私てっきり、車の中だと思ってたんだもん」


頬に空気を入れて膨らませた


「ん?早くすみれに会いたかったから」


「そ、そうですか…それはどうも…ありがと…」


昴の言葉ひとつひとつにドキッとしてしまう


「じゃ、そのままアパート行くから着替えとか持って来て」


「ん〜でも…やっぱり…」


「でもじゃない!俺が決めたの!」


昴が運転しながら私の頭をポンポンする





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