好き?キライ?…どっち?
私は手紙をくれるのかと思って気楽に答えた


「203か。わかった」


「どうしたの?」


「すみれに渡したいモノがあってさ…」


「渡したいモノ?住所言おうか?」


ピンポ〜ン


私が住所を言おうとした途端、部屋のチャイムが鳴った


「あっ…ちょっと待って、誰か来た」


「大丈夫か?変な奴かもしれねぇぞ?」


「大丈夫!スコープ覗くから」


私は玄関に向かい、スコープを覗いた


「昴…誰もいない…」


「鍵かけて、相手すんなよ!」


「うん…わかってる」


私は部屋に戻ろうとした


ピンポ〜ン


「昴〜またチャイムが鳴ったよ…」


「また?一体誰だよ!友達が来る予定とか?」





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