小さい約束 〜ひこうきぐも〜
私は制服に着替えて、リビングに向かった。
「お父さん、お母さんおはよ」
「おはよ、姫乃」
お父さんとお母さんは優しい笑顔でいってくれた。
「行ってきま〜す!!」
「姫乃!!」
少し歩くと、後ろから声が聞こえた。
振り向くと、息を切らして猛にぃが走ってきた。
少し汗のかいた猛にぃは、すごくかっこよくて、つい見とれてしまう。
「どうしたの?」
「どうしたの‥‥じゃないだろ!なんで先に行ったんだよ!!」
「そんなことでわざわざ追いかけ来たの?」
「そんなことだとォ〜」「キャーごめんなさい」猛にぃのこういう所が大好き
胸がキュンとなる。