校舎の向かいの木村サン


「気にしてること言うな!!兄貴だってそうじゃねーか!!」


「お前よりはマシだ。」



私の反撃開始。



「あはははは!!光くんめっさ真っ赤やぞ!!ウケルわ!!」




光くんはほっぺたをぷーってふくらました。

「岸本まで―!ぶっころ―す!!」 

「ごめんごめん。殺さんといて!?あはは!」


「まだ笑うか―!」




「おら、光。落ち着け。」



「そや。いい加減にせや。」



「なんで俺が怒られんの?」







笑いすぎておなかいたい。

明日は腹筋が筋肉痛やな…。


でも
こんなん


久しぶりや……






光くんが

なんか
恥ずかしさと、怒りやなんやらで、涙目になってた。







それが少し


かわえかった。













楽しかった。






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