mirror
あ、でも今日はマサくんと帰るって言ってたっけ。
じゃあいいや。
ゆっくり歩こ。
「あーああ。断っちゃってホントに良かったのぉ??
あんなイケメン、めったにいないよぉ??」
ん??
振り返るとポケットに両手を入れて、廊下の壁に寄り掛かってるマサくんの姿。
「な、何で知ってるの!?
み、み、見てたの!?
…って杏は??」
「さぁねぇー… みくちんには関係無いでしょ??」
えぇ!?
手を振りながら去って行くマサくん。
「ちょ、ちょっとぉ…」
もう訳分かんないよぉ。