mirror

反射的に証を閉じた。

そして投げた。




立ち上がって掃除を再開させようとするが、なかなか体が動かない。

空っぽとわかっているのに、冷蔵庫を開ける。





押さえきれない苛立ちと恐怖心…


そして、めまい―――





よろめきながらも渾身の力を振り絞り、ドアを開けた。


外は相変わらず眩しく、暖かい。



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