ショートケーキ
体温を感じる程に*言葉の落書き

「好きだ―――」


昼休みに知らない男子に呼ばれて何かとビクビクしながら話しを切り出すのを待っていれば

その男子から出されたのは予想外の単語だった


「え、誰の事?」


「牧野の事だよ!本気なんだ!付き合ってくれ。」


そ、そんなこと言われても……


「ごめん、私あなたとは付き合えない。」


だって私には付き合ってる人がいるもん

でもみんなには内緒の恋だって

私と彼の関係は――


「お前らそこで何やってんだ?昼休みもう直ぐ終わっちまうから早く教室行け。あ、牧野は用事あるから残れな―。」


「ちょ、健ちゃん。邪魔しないでよ。ってかムード的に分かるだろ!?」


私を読んだ男子は凄く怒りながら私に「あ、じゃぁ友達ね?はいこれアド。」と言って去っていった


「何だったんだ…」


そう独りで呟いてると


「お前これで何回目だよ。」


「あ、健太。ん~3回目?」


近づいてきた健太は私の手の中にある紙を奪い取ってぐしゃぐしゃにしてどこかにポイッとなげた

「うざい、こんなんなる前に断れ。俺の立場的にちょっかい出せねぇんだからよ。」


そう言っておでこにキスをする健太

私達は先生と生徒の関係で属に言う禁断の恋だ


「だって無理やり連れて来られるんだもん。」


「は?無理やり?」


健太は一瞬時間が止まったように止まって

突然動き出したと思ったら私を腕の中に入れた


「も~~~心配なんですけど、お前もうちょっと警戒心持て。んでないと不安だ。」


そう言ってさっきよりも強く抱き締める健太
健太の腕の中は凄く温かくて


「健太温かい。もっとギューッてして。」


こう言ったら健太はもっと強く包んでくれた


「もう我慢できないんだけど。」


「ここ学校だから。」




(せめてキスだけでも。)


(――――チュ)

(――――っ*☆○@¥◇!!ふ、不意打ちは勘弁…)



*体温を感じるほどに*

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