小さな小さな俺様王子様
「何が起きているんだ?」


レオは、外に出ると目を丸くしていた。


「だから、あなたが小さくなったのよ!」


「あら、クレアその小さな男の子誰?」


花達が私達の様子に気づいて声をかけてきた。


「俺は小さくねえ!」


(えっ?)


私はレオに驚いた。


「あなた、花達と話が出来るの?」


私がそう言うとレオは首を傾げた。


「俺も何でかわからないが、話せるみたいだな。」


花と対して変わらない大きさのレオは、花をジッと見ていた。
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