小さな小さな俺様王子様
「あなた格好いいわね。」


一つの花がレオに向かって言ってきた。


「当たり前だな。だって俺様は王子だから。」


「えっ?」


(王子様?)


「なんだよ?」


「あなた王子様なの?」


「はっ?だからわからねえんだって…」


何が何だかわからず口をポカーンと開けていた。


「もしかしたら口癖になっていて言ったのかもね。」


母はそう言って、レオをみた。
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