小さな小さな俺様王子様
「こっこいつら俺様に…!!」


これ以上五月蝿くされてはたまらないので私はレオを掴んで、家の中に入った。


「どうなっているんだよ!ここは。俺様を投げ飛ばすなんて!!」


カンカンに起こりながらレオはテーブルの上で暴れていた。


小さいため暴れても困らないが見てて不愉快だ。


私は籠を取り出してレオに被せた。


「おいブス!真っ暗じゃねえかよ!早く開けろ!」


「ブスですって!?」


私は生まれてこの方ブスとは1度も言われたことがなかった。

「良いから出せ~!」


カタカタと籠が揺れ、中でレオが暴れているのがわかった。


「頭が冷えるまでそこにいなさい!」


私は、そう言って家から出た。
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