小さな小さな俺様王子様
「本当だ?何でだ?」


「こっちが聞きたいわよ!小さくなったり大きくなったり!」

「てか、さっきはよくも俺様を籠に閉じ込めてくれたな?出るの大変だったんだぞ。」


頭をグリグリと撫でられ、ケルピーに助けを求めようとケルピーの方を見るといなくなっていた。


(ケルピーのアホ~!)


私はゆっくりと後ずさりをしたが、木にぶつかってしまい後ろに下がることが出来なくなった。


木達はスヤスヤと眠っているため私の状況には気づいていない。


ニヤニヤしながらレオは近づいてきて私の横に手を置いた。
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