小さな小さな俺様王子様
「俺様を起こすなってあれほど……ってあぁ!」


目を擦りながらレオはピクシー達がいることに気づき指を指した。


「お前ら昨日はよくも!」


『あ~あ起きちゃったよ。どうする?』


『どうするってこうするしか無いだろう。』


そう言うと1匹のピクシーが部屋にあったビンの蓋を開けてレオを掴んでその中に入れた。


「出せ~!」


レオはビンを叩いていたが、びくともしなかった。


「ピクシー達止めなさい!」


母が部屋の騒ぎに気づき入ってきた。


『ゲゲッ!シルキーだ!逃げるぞ!』


ピクシーはそう言うと、レオが入ったビンを持って行ってしまった。
< 26 / 81 >

この作品をシェア

pagetop