小さな小さな俺様王子様
「ふ~ん。」


「あの子は、妖精と人間の間に生まれた特別な子なんだよ。」

「妖精と人間の間に生まれた?」


「そう、クレアの母親はシルキーという妖精だ。光を放っていただろ?」


確かにクレアの母親は光を放っていた。


「シルキーてどんな妖精なんだ?」


見た目は人間とあまり変わらないように見えた。


「シルキーは貴族の屋敷に憑く妖精さ。絹の服を着ていたと思うよ…」


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