小さな小さな俺様王子様
「そっか………。っ!!」


いきなり俺に寒気が襲った。


(この感じ……)


俺は急いで家から出た。


空は黒く歪んでいて木々たちは葉を枯らしていた。


「みんな!」


クレアは木々たちを見て泣きそうになっている。


「王子、やはり生きていたのか……」


声がする方を見ると、黒い服を着た人間が沢山いた。
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