小さな小さな俺様王子様
女の人は小さな女の子に近づいたかと思うと、女の子の額に手を当てて光を出した。


すると女の子は、その場に倒れてしまった。


「これで、大丈夫ね。レオ行きますよ…」


女の人はそう言って男の子の手を引くが男の子は女の子を心配そうに見ていて動こうとしない。


「その子は大丈夫よ。ただレオ、貴方の事は忘れるわ。貴方は天使の王子なの。地上に下りてはいけない存在。だから仕方の無い事なのよ。」


女の人がそう言うと男の子はコクンと頷いて、空へと飛んで行った。


女の子を目に焼き付けるかの様に何回も振り返りながら……
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