小さな小さな俺様王子様
「うっ………」


クレアの手がピクリと動き顔を見ると、目をゆっくりと開けた。


「クレア?」


「あれっ?レオ?」


「クレア!」


「痛いよ。レオ。」


「悪い。」


ゆっくりとクレアを離すと神はクレアの前に立った。


『娘よ、そなたはレオが禁忌を使って助かった。もう時間が無い。最後の別れを…』


「えっ?」


「もう俺は、地上に降りれないんだ。」


「どうして?」
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