小さな小さな俺様王子様
あれから
レオが空へと飛んで行ってしまった日から私は毎日空を見ている。


「クレア、あなたまた空を見てるの?」


「違うよ、空を見ているんじゃなくてレオを見ているんだよ。見えないけど、レオは空にいるから……」


「そう……。クレア、少し森に行って来なさい。ずっと落ち込んでいても何も始まらないわよ。」


「そうだね…」


私はそう言って、森に向かった。
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