小さな小さな俺様王子様
「クレア、久々だね。」


森を歩いていると桜の木が話しかけてきた。


「うん……」


「元気出しなよ。そうだ、千年たってから降りてきたレオに伝えるメッセージを作らないかい?」


「千年後のメッセージ?」


「そうだよ。私の下に手紙をビンに入れて植えると良いよ。私は、生きている時間が長いからね。」


確かに、私は千年後には生きていない。


「じゃあ、桜の木お願い。」
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