ほっとちょこれーと *【完】
「あ…灯璃~脚本できたって早く教室戻ろっ♪」
「あぁ うん。じゃあまたね タケ」
よかったぁ~
盗み聞きしてたこと特に気にしてる様子なし。
「ちょっと待って」
勇心君が灯璃を呼び止めた。
「ん?」
「俺 灯璃先輩が好きやから、付き合ってほしいねんけど」
と………突然?!
灯璃もあたしも硬直
「灯璃先輩たち別れて頭のどこかでチャンスやって思ってた。その……好きやから。鈴木先輩んこと吹っ切れてないなら返事急かしたりせぇへんよ」
「タケ………」
「考えといてな?」
「そんなの……答えなんか決まってる」
この雰囲気まさか………灯璃さん勇心君と?
「タケとは付き合いたくない」
ビシィ!!
え~~?
「タケといるとむかつく イラつくの。素のダークなあたしが全開になったゃうの!!いやなの…どんどん悪い女になる」