ほっとちょこれーと *【完】
「改めましてyuinaこと桐谷 唯菜です♪担当教科は生物 よろしくねぇ」
「「キャー!!」」
圧倒的な人気、さすがっすアネキ
「超可愛い 超素敵」
ほ……誉さん?
まじなトーンで言わないであんた笑ちゃんが好きなんでしょ?
「よっ 話題の中心みいちゃん」
「………那岐」
「楽しんでるかい?」
「余計なお世話だよ。なんでわざわざ来たのミーハー野郎」
「冷たいなァ~みいちゃん。そんなことより相談があるんだけど」
「へ?」
珍しい
なんだろ?
「羽実のこと」
「………。」
「最近あいつの様子おかしいんだよね~」
「ここじゃなんだしさ、とりあえず外でない?」
「おうよ」
那岐と一緒に教室をでようとすると
「あっ!!那岐」
ビシッと指差してる唯姉
「どーも」
ぺこっと頭を下げる那岐
ん?
なんか対応が那岐っぽくない。
「つれないな~久しぶりの再会なのに」
近づいてきて那岐の肩を軽く叩く。
「気安く触んな」
「え……?」
「早く行こうよ、みいちゃん」
「ぇ…あ…うん」
あたしはちらっと唯姉の顔を見て那岐を追いかけた。