ほっとちょこれーと *【完】

いや語弊があるかな。

彼女じゃないかもしれないし、わかんないけど…

1つ言えることは那岐の元カノ



「あ」


思い出した。

那岐から相談されてた…

羽実ちゃんに探り入れるんだった。

羽実ちゃんに探り……なぁんかやりにくいな~



灯璃に相談すると話が大きくなりそうだし、やっぱり1人でやるしかないよね?




「………。」



行きますか。

乗り込みますか。


職員室




「心結 どうしかた?」

「な…なんでもないでーす」


唯姉が怪訝そうな顔をする。



ふと頭をよぎるのは

職員室で藍田先生と2人でこそこそ話したら唯姉に変に思われる?



「………。」

それはそれで厄介


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「藍田先生」

「なんだ?」

「来て来て」

「心結から誘ってくるとか珍しいなァ」



ニヤリと笑う藍田先生

ぞぞっ

あたしは先生の袖口を掴んで耳元で囁く。



「さっさと立って 2人きりで話したいことあるの」

「なァにエロトーク?」

「黙れ変態。唯姉とか羽実ちゃんとかに見られたら厄介だから早くしてよ」

「そおいうことなら」



藍田先生が立ち上がってあたしの肩を抱く。



「とっておきの場所行こうじゃん♪」

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