ほっとちょこれーと *【完】
「うっせぇ」
あ、照れてる かわいい~♪
「颯斗はなんでもそつなくこなすからすごいよ。
あたしなんかお節介なくせにちゃんと処理しきれないもん」
だからいつも問題が山積しちゃう
まぁ、今みたく。
颯斗だったら涼しい顔して全部解決しちゃうんだろーな…
「でも俺は…ってかみんなお前のそういうとこ好きだと思うよ」
「え?」
「心結はいいやつだよ」
「……颯斗」
「お前のお節介発言でいいふうに人生変えられたらやつだっているよ」
そんなこと言ってくれるなんて思ってもなくて
キョトンとするあたし
「結城だってそうだろ?」
「………。」
考えたことなかった。
あたしの行動は翼の人生をいいふうにかえれたのかな?
「あ…メール」
タイミングよく翼からだった。
「なんて?」
『今すぐ屋上に来て 先輩』
「あたし……行かなきゃ」
「え?」
「ごめん、颯斗」
あたしが謝るとなんとなく状況を察してくれた颯斗
「結城だろ?早く行けよっ 俺はもう1回都築の家行ってから帰るわ。任せとけ」
「……ありがと」
あたしは学校に向かった。