ほっとちょこれーと *【完】

「つまり今日は練習試合ってこと?」

「うん」

「………。」





言い出したのは要君

計画したのは藍田先生

最近サッカー部にカップルが増えたから、それに対する妬みだね。

唯姉はサッカー部の顧問になったらしい。




「昨日の夜連絡があったんだよ。強制参加って言われたから振り切りたかったんだけど」




翼は知ってたんだ。

だから朝っぱらから家に来たんだね。





「心結先輩に言ったら部活行けって言うでしょ?」

「………まぁ」

「せっかく2人で過ごせると思ったのに…ごめんね?」


「謝んないで。仕方ないもん」


「結城君はいいよね~タケなんてひどいんだよ!!」




灯璃があたしに飛びついてきた。


「今日休むとスタメンはずされるって聞いたらすぐ試合行くって言ったの。まじ最低」



そう言って勇心君を睨む。



「口だけ野郎」

「………。」



あたしたちが少し遅れてつくともうアップが始まっていた。





「おはようございますっ」

「あ、麻友ちゃん」

「寒いですね~」

「うん。麻友ちゃんたちはデートよかったの?」

「あ~はいっ」




今日ってクリスマスだったんですね!!

って笑う麻友ちゃん


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