[続]―声が、聞こえる― 【短編ホラー】




―ピーンポーン



チャイムの音が
聞こえた




出なきゃ


「はーい!!」



―ガチャッ


玄関を開ける




するとそこには



「こんにちは恵利ちゃん、

コレ肉じゃが
なんだけど

余っちゃったから

恵利ちゃんに
お裾分けしようと思って」



アパートの大家さんの

佐藤さんが居た




「ありがとうございます
佐藤さん…」



私はタッパーに入った

肉じゃがを
受け取った。




「あら?恵利ちゃん
そのアザどうしたの??」


あっ、どうしよう…



「こっ転んじゃって…
大丈夫ですからッ」


「そう、ならいいけど
余り無理しないでね…?」


じゃあと言って

佐藤さんは
行ってしまった






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