運命と無数の涙。
「そうですか...。あなたは?」

彼はいきなり聞かれて動揺した。

「俺っ...すか?俺は、秋原 潤って言います。」

「へぇ..。潤君かぁ。」

「あっ、俺もその本好きです。その本の作者も好きで...。」

彼が私の持っていた本を指差した。

「私も、この本の作者好きです。いいですよね。」

「はい。どれも、面白いです。」

私は何かを感じた。

今まで、私の無かった何かを...

絆?友情?愛?恋?信頼?

そんな様なものを確かに感じた。
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