運命と無数の涙。
「あっ..。えっ...あわっ..す、すみません!!」

いきなり謝られても...正直会話に困る。

そんな気持ちを心の片隅に置いて、とりあえず挨拶を試みた。

「いやっ...。別に謝らなくてもいいのですが...。.....どうも。」

軽く微笑みながら会釈をした。

彼も軽く頭を下げた。

「あの、隣失礼しても良いでしょうか?」

「はい。どうぞ座って下さい。」

「あ、ありがとうございます。」
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