幸せ物語 KANON
実はいやだったとか…
やめてよね?
「よっしゃ―――!
やったあぁあっ…!!」
隆司は叫んだ。
こんなに喜んでくれるだ
なんて。
こんな隆司見たら,
実感のないあたしも
うれしくなってくるじゃん!
「やったな,花音っ」
「やったねぇっ」
「なになになにィ―?」
どこかから,声が聞こえた。
「社長が認めてくれたの
かよ?」
「慶介,哲。
そーなんだよっ,メッチャ
うれしいわぁ」
「すっげぇ…リュージが」
「哲? なんか言ったか?」
「んーん,なんも」