MAKIA no.3(短~中編)

「おはよう」

そう言われて気だるい返事を返した。
誕生した一瞬のみの自我なのだ。

「おはよう」といっても、今は夜の7時だ。
時間的に不釣り合い――と考えるのが普通だろう。

しかし、僕は場合は別だ。


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