MAKIA no.3(短~中編)
このままじゃそんな気持ちで埋もれてしまうと思い、内線で研究室に電話をした。
そうするしか、この心を濁す手がないと思った。

プルルルルル・・・ ガチャッ

「もしもし、3号か?何か不都合でも?」
『・・・イエ、ナンデモナインデスガ』
どうしよう、口実がない。
いくらそれを探したって、プログラムでいっぱいいっぱいの自分の脳には見つからない。
「どうしたんだ?様子が変だ。そっちへ行こう」
『アリガトウゴザイマス』
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