キミが好き。
□第3章

・好きなんだ

[玲音]



─文化祭2日目



昨日からずっと亜梨子は俺を避けるから



ちゃんと話が出来てない



「はぁ〜…参った……」



執事で接客なんてする気になれなくて


教室の脇にある休憩室でウダウダしてたら


「ため息なんて吐いてる場合じゃないよ?

玲音くん早く接客して!?」



「……はーい、」



クラスメイトの女の子に促されて渋々接客……



だけど頭に浮かぶのは亜梨子のことだけ




「ねぇっ!

俺、休憩してもいい!?」


近くにいた文化祭委員に聞いたら



「ダメに決まってるでしょ!?

昨日休憩し過ぎたから玲音くんはお昼以外休憩なし!!」



「そこをなんとかお願いっ!」



「ふふんっ♪ダ〜メ〜」



「うわ…鬼だ……」



「なんと言われようが休憩は無し」








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