キミが好き。



「あっ!

俺、亜梨子に渡したいものがあったんだ」



─カタッ



玲音がベッドから離れて何かを取ってきた



「恥ずかしいなら出てこなくてもいいから

手だけ出して?」



不思議に思いながら両手を出すと



「左手だけでいいんだけどね、」



って左手を掴んで



指に何かをはめられた




……?



手を布団の中に入れて

指を見ても暗くてよく見えない



仕方なく顔と手を少しだけ布団から出して



指を見ると



可愛いピンク色の宝石がついた指輪が薬指にはめられていた



「…………えっ?……ぇえ!!!!」







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