キミが好き。

｢亜梨子…大丈夫？｣



暫くして戻ってきたのは

ひなちゃんじゃなくて

玲音だった




｢……大丈…夫……｣



ってベッドに寝転がりながら言っても説得力ないかな……？



｢ただの風邪らしいから
今日は俺ん家に泊まって行きな？｣



泊まる…？



｢っ…いい…帰るから！｣



カラダを起こそうとするけどうまく起き上がれない




｢寝てろ!!!!｣



少しベッドから出た私の肩を掴んで布団を首の下まで掛けられた



｢……でも……｣




｢安静にしてて？ねっ？｣



心配そうな顔をして見つめてくるから




｢…うん、｣



今は素直に従うよ、