キミが好き。



「……風邪…移るかも……」



玲音はベッドの横に座って


私の手を握ってずっと頭を撫でてくれてる



「移ってもいいよ」




「……ダメだ…よ」



隣にいてほしいけど玲音が風邪引いたら大変…


“もう少し離れた方がいいよ”


って言おうとしたら



「よいしょ」




Σっ!!!!!!



「…な…に…!?ダメ……」




いきなりベッドに入り込んできて


私の首の下に腕を入れて引き寄せた



「こっちの方のが近くにいられる

うわっ!亜梨子のカラダ熱っ」



「熱が…あるもん…熱いよ

ホント移っちゃうから、」



玲音の胸を押したけど



「ていうか移してほしい」



─コツンッ



オデコをくっつけてきた






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