キミが好き。



手を洗面所で洗っていると


─クシュンッ!



亜梨子がくしゃみをして身震いをしている姿が見えた


「そんな格好だとまた熱がぶり返すよ?

早く着替えてきな、」



手を拭きながら背中を押してバスルームに入るように促した



「言われなくてもわかっ……」



亜梨子はゆっくり下を向いて自分の格好を見ると顔が一気に赤くなった



「どうかした?」


まさかまた熱?



「見ないでよエッチぃ〜!!!!!!」



─ドカッ



「痛ぇっ!」



俺の腹をグーで殴って



─ドンッ



バスルームに入っていった



まさかバスタオル一枚なことに気付いてなかったわけ(笑)?



強気なくせに抜けてるっていうか…天然っていうか…可愛い……(笑)







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