キミが好き。



ドアに手を掛けて社長室から出ようとすると



「あっ!ちょっと待て!!!!」



親父に呼び止められて



「んだよっ!!」




振り返ると



─パシッ




箱を投げてきた



俺はパッケージを見てそれが何なのかすぐにわかった



「はぁ〜…」



大きなため息を吐くと



「玲音!避妊は大事だぞ!!」


って楽しそうな親父



「エロ親父…」



「エロくねぇし

ちょいワル親父って言えよな?」




「………相手にしてらんねぇ」



呆れながら社長室を出て



エレベーターに乗って1階へと向かった







1階に着いて受付の前を通り過ぎるとお姉さんが睨んできた



俺は苦笑いをしながら会社の入口に停めてある車に乗り込んだ







< 217 / 312 >

この作品をシェア

pagetop