キミが好き。



「ただいま」



部屋に入ってすぐ



「どこ行ってたのよ!!!!」



腕を組んで怒った表情の亜梨子が仁王立ちしていた



「ちょっとね…」



「言え!!」








「……親父に会いに行ってきた

それで俺、婚約することになったみたい……ごめん、」



「婚約ぅ〜!?

誰と!?何で!?どーして!?」



「婚約は形だけで会社が立て直るまでの間だから、

結婚はしないよ?

だから安心して」




「そんな話聞いて安心出来るかバカっ!!」




って亜梨子は今にも泣きそう







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