キミが好き。



足を引き摺りながらロビーに出て豪華なソファーに座ると



「っ……」



両目から涙が溢れた



悔しい!悔しい!悔しい〜っ!!!!



顔を両手で覆って

思わず足が痛いことを忘れて地団駄を踏んだ


「っ痛!」


足首がズキズキと傷んだ



「もうっ!」



ハイヒールを投げて裸足になり人目も気にせずソファーに寝転んだ



偽りでもこんなパーティー開いてほしくなかった


仕方ないって…

我慢しなくちゃいけないって

頭ではわかってるけど心がついていかない



ヤキモチばかり焼く…




「……もう嫌…」








< 229 / 312 >

この作品をシェア

pagetop