キミが好き。



「ふぁ〜」


欠伸をして


袴(はかま)を脱ぎながら部屋の奥へ進むと



─カタッ



物音が聴こえた



誰かいる?



不審に思いながら音のした方にゆっくり近付いて行くと



白いハイヒールが転がっていた




そして




ベッドの下に小さく縮こまるように座る亜梨子を見付けた




「何やってるの(笑)?」








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