キミが好き。



─カチャ



「待った?」


って糺さんは執事の男と一緒に入って来た




「いや、大丈夫」



だいぶ待ったけどね(笑)




「そう、…………あっ…アンタは出て行って」



と執事に言うと



「……失礼します」



執事は部屋を静かに出て行った



扱い酷いな、



「あの…………えっ?」




目の前に立っている糺さんに話し掛けようと顔を上げると目には大粒の涙が溜まっていた







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