キミが好き。
「うん」
この際全部言う
「あなた正気!?」
あり得ないって顔をして俺を見詰める
「じゃあ糺さんは好きでもない男と結婚出来るの?
結婚出来る方が正気じゃないと思うよ?」
好きな男がいるのにいいのかよ、
「あなたは何もわかってないのね」
「なにを?」
「私には結婚相手を選ぶ権利なんてないの!!
父の言うことは絶対なの!!!!
逆らえないの!!!!
玲音の会社に投資を続けて結婚は無しにしてほしい
って出来れば頼んであげたい!!
でも無理なのっ!!!!!
私の家はあなたの家みたいに家族がみんな仲良いわけじゃないの!!!!
同等じゃないのよ!!!!」