キミが好き。



暫くホームで手を繋ぎながら電車を待つと



─5番線に電車が参ります



アナウンスと共に電車がホームに入って来た




「乗るよ」



亜梨子に手を引かれ電車に乗り込んだ



「遠くに行かないよね?」



「行かないよ?30分ぐらい乗るだけ」



「何買うの?」



「だから秘密だって!」



着いてからのお楽しみってわけ?



「わかったよ、

じゃあ俺寝てもいい?」



疲れた…



「いいよ」





< 287 / 312 >

この作品をシェア

pagetop